料金トラブル防止のためにメニューを見直しましょう


キャバクラやスナックをオープンする際、
メニューの記載事項、こんな点に注意して作成しましょう。

1.システム料金とメニュー料金を分けてわかりやすく

個別のドリンクやフードメニューとは別に、
セット料金や指名料、サービス料など、入店するとかかる料金を、
一般的に、
「システム料金」と言います。

個別のメニューを注文しなくてもかかる料金、とも言えます。
お客さんが一番気にする部分の料金なので、分かり易く記載してください。
たとえば、

① 入店時間によって料金が変わる
② システム料金に含まれるセット内容(フリードリンクなど)
③ 延長料金について

この3つは、のちのち料金トラブルにもなり易いので、
はっきりと記載して下さい。

最近では、セット内容の記載をめぐって、
「踏み倒し」も増えてきているとか。
「踏み倒し」とは、「セット料金に含まれていると思った」と言って、
頼んだドリンクなどの料金を払わない、というものです。

ぼったくりが増えて、ぼったくりの規制はどんどん強くなっていますが、
その裏では「踏み倒し」も増えてきています。
ぼったくり、踏み倒し、その両方を防止するためにも、
システム料金、メニューの記載をしっかりしましょう。

2.「~」は使わない
ここからは、個別メニューのお話です。
キャバクラなどでは、メニューに「10,000円~」と、
「~」を使っているのをよく見かけますが、
結局いくらになるのかが不明で、これも料金トラブルのもとになります。

いくつか料金設定がある場合は、
最低限、上限価格も記載するようにすると良いでしょう。
たとえば、10,000円~24,000円 というように。

3.税込・税別を忘れず記載する
最後に、消費税についてです。
経過措置として、料金は税込価格ではなく、「税別」と記載することもできます。
減税の消費税は8%で、支払額が大きくなればその分税金も大きくなるので、
税込なのか、税別なのかを記載していないと、
「税込だと思った」ということで、これもトラブルになります。


一度、お客さんになった目線でお店のメニューをチェックしてみてくださいね。


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